2008-07-29

リアクション② ポジティブ篇

ある統計では、子供は一日に300回笑う、と言われるそうです。
300回!?
聞くだけであり得ないと思っちゃいますね。
自分はどうでしょう。
大人になった今の自分。一日何回、声を出して笑っているかな?
今日、ゼロだった?
そんな日も正直、あるよね。

子供の方が感受性が豊か。よくそう表現されます。
喜怒哀楽を包み隠さず、計算なく表すやわらかさ。
確かに歳をとるにつれ、良くも悪くもなくなってくる一面です。

じゃあ、大人は感度が落ちてる???
そんなことはありません。
前回、涙の回で大人になると涙もろくなる話をしました。
子供の頃は、主に自分のことに感情が働くけれど、
大人になると、
人のこと、見ているもの、芸術など、
周りの要素に感銘を受けることができるようになります。

電車でおばあちゃんが隣に座った子供をニコニコ見つめていたり。
友達が結婚した時にご両親の涙にもらい泣きしたり。
忙しく都心で働いていると、緑に触れた時なんともいえない感激が訪れたり。
いつか自分が経験した、感覚、記憶、思い出。
いろいろなものが共鳴して、周りのできごとにも、幸せや喜びを感じられる。
感慨深さ、という表現は、子供の頃には使わない表現です。

おいしいものを食べたとき、おいしいのは何だろう?
その食べ物でしょうか。
同じトマトを食べても、人によっては「苦手」って思ったりする。
「別になんとも思わない」っていう人もいるかも。
でもある人は、トマトが大好きで、
「このトマトは特に、新鮮でとてもおいしい!」って幸せな気分になれる。

自分の感度・「リアクション」は、その人の経験がつくり出します。
経験を重ねれば重ねるほど、リアクションを起こすスイッチが、ふえてくる。
社会一般のはかりで決める、濃い薄いの経験値は関係ありません。

タントラ哲学を重んじるアヌサラヨガでは、
喜びは内側からくる、と表現します。
喜びの感度は、
意識すること、大切に感じることによって、広がりをつくることができる。
高める事ができる。
そしてそれは、喜びの源である真の自分とつながる鍵と言われます。

自分の毎日の出来事に、
内側からどんなリアクションが沸き起こるかは、自分次第。
楽しい、興味深い、面白い、美味しい、嬉しい。
ポジティブなリアクションを大切にしましょう。
味わって、感じる場面を増やして、どんどん広げていきましょう。


人生をいいリアクションで埋め尽くすことができるように。



NAMASTE
あゆ


レギュラークラスはこちら。アヌサラヨガをしています。
札幌大通駅徒歩3分、木曜の夜19:00からです。
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2008-07-22

いい涙、流してる?

最近、いつ泣きましたか?
それがいつか、はっきりと覚えてますか?
思い出せないくらい前かな?
いやいや、今日泣いたよ!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみに私は怒りベタ・泣きベタです。
感情が一気に高ぶる、ということがなかなかないんです。
いえ、できないんです。
大人になると、知らず知らずのうちに感情を抑えこむことを覚えますよね。
ふと気付くと、感情を正直に表現することが難しくなってしまったり。
理性ばかりが強くなって、ひどくなると自分の素直な感情すらわからなくなってしまったり。

今日は、涙の話です。
ちょうど先週末、UTLのティーチャートレーニング札幌開催があり、
私の担当した講義の中で自律神経の話をしました。
ヨガをしていると自律神経ということばがキーワードになること、よくあると思います。

基本的に涙は、副交感神経支配です。
リラックスしている時に優位な、自律神経。
ストレスが多いと涙の分泌が減ってしまいます。
ドライアイはパソコンが原因と言われることが多いですが、
実は心の状態がドライアイを生み出しているかも。

そして、
目にゴミが入った時などの生理的な涙と、感情からくる涙は成分が違うそうです。
ストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。
副腎皮質ホルモンの一種。ストレスホルモンとも呼ばれます。
この分泌が多いと不安や緊張が高まります。
感情的な涙にはこれを流してくれる作用があるそうです。
ネガティブな感情が高ぶってしまって涙が溢れたとしても、
泣いた後、なんだかすっきりする。
そんな経験、あると思います。

アメリカの精神科医、アルトシューラーによる同質の原理というものがあります。
音楽や映画・小説などに感情移入することで、
自分の中にある同質の感情を発散する事ができるというもの。
もやもやした自分の中のものが何なのか、見つけ出せない時。
感情をうまく表に出す事ができない時。
これらの力を借りて、涙を流すのもいいですね。

大人になると、よく涙もろくなるといいます。
ドラマや映画、音楽。子供の時は泣けなかった周りの要素に涙する。
その理由は、
様々な経験がその人の感度を高めてくれているのはもちろんだと思います。

でももしかしたら、
それだけではなくて、
自分のことでうまく泣けなくなってしまった「大人」な自分の涙を、
解放してくれるチャンスを、無意識に見つけているのかもしれませんね。

大人だから、ということでなくとも、
ヨガでも一般的に、感情や心の動きを弱めていくことを重要視されます。
とはいえ、
感情的になることすべてが悪いことではありません。

私の大好きな先生は、
知識や学問など、理屈や頭で得られることだけでは、
ヨギーとして深い体験の境地・高いレベルの意識を実現することはできないと言われております。


起こってしまった感情を理性で抑えこまず、
自分の内側のありのままを、見つめながら、身を任せて。
時には涙の癒しの力をありがたく受け取りましょう。




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あゆ



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2008-07-15

リアクション① ネガティブ篇

20世紀の天才と称される物理学者アインシュタインは、
瞑想の末に、「すべてのアクションはリアクションである」という結論に達したそうです。

今回はリアクションについて。
2回に分けてお話したいと思います。
1回目、ネガティブ編(笑)です。

絶え間なく動いている心、感情。
そのコントロールはとても難しいといわれています。
ヨガをする上でも大切な目的のひとつ。
時に思考は、サルに例えられたりします。じっとしていられない、というたとえ。

心や感情は、勝手にどんどん湧き出てくると感じることもありませんか?
時には、何の脈絡もない事が突然!浮かんだと思うことも。
でもよくよくそのパーツを見つめてみると、
誰かが言った一言からだったり、読んだ本や新聞。街角で何気なく目に入ってきた情報。
それらと全くイコールではなくとも、インスピレーションとなって、
小さい破片がからみあい、ふと、思わぬ時に自分の内側に沸きあがってきたり。
感情やアイデアも、なにかがあっての、リアクション。

前々回でお話した、シュラッダーもそのひとつですね。
頑張っている人・輝いている人から力強いエネルギーを感じると、自分の内側に感動や動きが生じる。
動かされる。
リアクションです。

アクションをリアクションと捉えて考えていくと、カルマの発想と繋がりがでてきます。
ヨガ哲学だけでなく、ヒンドゥ教やジャイナ教、もちろん仏教においてもカルマの存在が論じられています。
ここでお話したいこともありますが、
今日はネガティブな感情へのリアクションの生かし方について。

なにか、辛いと感じたり嫌な感情を抱いた時。
心も感情も行動も、自分の行いをすべてリアクションだと思うと、
その内側の原因、源を見つけやすくなります。

たとえば、
誰かに言われた嫌な一言が気になったら?

自分がしている「気になる」というリアクションについて考えてみる。
どうして気になっちゃうんだろう。嫌に感じたんだろう。
もちろん攻撃的な言葉やネガティブな表現を好む人はいないけれど。
でも言った相手のことはちょっと置いておいて、
嫌に感じた自分のこと。自分に起こった「リアクション」を見つめてみましょう。
図星だからでしょうか。痛いところをつかれた、と気になっているんだろうか。
それとも、本当はそうじゃないのに、そんな風に見られたくなかった?
もしくは自分の領域を侵されたような、防衛本能?

リアクションの元になる自分の心を見つめてみます。
弱さを隠そうとする恐怖心、プライド、未知への不安感・・・・。
それらは、ひとつでなく繋がっているときもあるでしょう。

チベット仏教ではネガティブな感情を大きく5つに分ける枠組があります。
怒り・嫉妬・プライド・強欲・無知。
深く考え込む必要はありません。
ネガティブなリアクションが心に起こったら、
それを生み出したものは何か。
ジャンル分けくらい、してみましょうか(笑)
何度か続けていくことで、
自分の内側がおのずと、答えを導き出してくれます。
それは、辛い心を解放するための手助けとなるでしょう。

そして、
いつもは自分と思い込んでいる人を、
見つめているもうひとりの、本当の自分に近づくステップです。


恋愛にも、いいですよー。
本当は、恋愛は考えてするものではないけれど。
時には、さみしさや嫉妬を見つめてみる。ちょっと辛いけれど。
どうしてさみしいのだろう。
さみしいと感じる自分のリアクションを見つめます。
相手によって埋めようとしている自分に欠けたパーツや、独占欲。
恋愛は感情が出やすいから、特に見つめやすいかもしれませんね。


人との向き合いで、映し出されるものは、自分の内側です。
好きな人も嫌いな人も。
どんな人も自分を映し出してくれる、ありがたい鏡。




私のアウトプットの大切なサポーターhanahanaup、
アインシュタインの言葉、思い出したよ。ありがとう。


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あゆ




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2008-07-07

食べるを考える?

先日、ヨギーの友達たちといろんな話をしていた時、食べ物の話になりました。
「フルタリアン」。初めて聞いた言葉。
フルーツのみ(一説にはナッツ類はOK?)を食べる人々のことだそうです。
うーん、本当にいろいろなカテゴリー分けがあるんですね。
食事療法にも、まだまだ知らないものがたくさんあります。
もちろん療法としてだけでなく、思想から食を選ぶ人々もいらっしゃいますが。

ヨガを始めてから、以前にも増して食について考えるようになりました。
ヨギーの中には食に興味のある友達もたくさんいて、情報もたくさん。
いろんな話をすることで考えさせられ、刺激されることもとても多いです。

ヨガをしていなくとも、
「からだにいい」と聞くと、なんとなく食べてみたり。しますよね。

たとえば戦後欧米からもたらされた栄養学では、
炭水化物・タンパク質・脂肪の三大栄養素が生きていく上で必要な栄養素としてもてはやされました。
充分な食事を採ることがままならなかった時代。
私たちの両親やその上のおじいちゃん・おばあちゃん世代には、
「たくさん食べて、精をつけて」と言われることも多いでしょう。

とてもざっくりした説明になりますが、
その後、それだけではエネルギーとしてうまく代謝しないことが様々な研究でいわれ、
ビタミン、ミネラルなどのいわゆる微量栄養素が加わって五大栄養素となりました。
ビタミンやミネラル、と聞くと、これまた体にいいものという気が既にしますよね。

そして食物繊維も、食べ物のカスとしか捉えられなかった不遇の時代があります。
70年代以降に、
食物繊維の摂取不足により腸内疾患のリスクが高まるという説が広く知られるようになり、
食物繊維が脚光を浴びるようになりました。
今では食物繊維をキーワードにした健康食品もたくさんあります。

なにを基準に、食べる事を考えていますか?
からだにいいって、何でしょう?
おいしいから食べてる?
そう!時にはそれが体の声、本当に必要な事だったりします。

現代に生きる私たちの周りは本当にたくさんの情報で溢れています。
時には政府が、時にはマスコミが、時には時代の背景によりもたらされた情報が
私たちの判断基準を作り上げていることもあるでしょう。

自分で選んでいるようで、実は、
既に植えつけられた、うっすらとした先入観が、
ものごとの良し悪しを決めていたり。


知ることと選ぶことはアヌサラの背景になるタントラの思想の中で大切にされることのひとつです。
でも時には、知るための情報があふれすぎて、軸がわからならくなることもありますよね。
良い悪いを頭の中で決める前に、ただ、見つめる事を。
答えを出す事を急がずに、
誰の声が言っていることなのか。
心に問いかけてみましょう。

食に関わることだけでなく、すべてのことで大切な精神です。


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あゆ


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