2009-09-28

決めるのをやめる タントラ哲学の精神から

後屈への恐怖心がある生徒さんに、ウシュトラアーサナを指導させていただく時。
また一応アーサナはできるけれど、あまり気持ち良いと思えない場合。
首の使い方がネックになっていることがあります。
(首だけに!!失礼しました・・ダジャレです・・・)
そんな時、首の留意点をお伝えすることで、
なんなくアーサナができるようになることがよくあります。
そしてたいてい皆さん、
「今まで苦手だったのに、すごく上手にできるように感じる!」
「今まで嫌いだったアーサナなのに、すごく好きになりました!」
とも言われます。

ウシュトラアーサナに限らず、
体の柔軟度や体系などで
なかなか克服できない(と本人が感じている)ポイントがあるアーサナは、
ほとんどの方がお持ちでしょう。

アーサナだけではないですよね。
頭を使うことや、ヨガ以外のスポーツ、
また、人の好き嫌いなどでも。
今まで、苦手だとか嫌だ~と思っていた事・人が、
ある事をきっかけにむしろ好きになったり。

私たちがふれる物事全ては、さまざまに変化して見えます。
嫌だと思っていたものに、
何かのキッカケがたまたま向こうから訪れてくれて、
好きになった時は、とてもラッキー。
そのラッキーに出会わなくとも、
好きになる日がくるのを期待して、
「嫌だ」「苦手だ」の結論をすぐには出さないこと。

私の師匠のひとりは、
「何事も決めるな。決めると考えるのをやめるから」とよく言われます。
タントラで大切にされる精神のひとつ。
「○○はこういうものだから」と一度思ってしまうと、
人はそれ以上考える事をやめてしまいます。
どんな物事との向き合いにも、レッテルをつけないこと。
また、学びや自分の行動に、常になぜ?を問いかけること。

今すぐ深く探求したり、調べたりはしないものであっても、
心はずうっとそれについて考えてくれています。
ある時は年単位のこともあるでしょう。
でも、
長く長く、自分の中で研鑽されている物があればあるほど、
世界はどんどんオモシロく見え、
そして自分の礎を築いてくれることに繋がったりもします。

ヨガの心の学びにおいても、
人生をまるくやわらかく広げるためにも。
タントラの精神が、
体をもって生まれてきた現世の学びの意味に
暖かさを齎せてくれます。



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あゆ

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2009-09-20

柔らかいとなぜいいの?

先日、マリナーズのイチローが、やりましたね~。
前人未到の9年連続200本安打。さすが!
おめでとうございます。
新記録は書き換えられた途端に、もう次の記録へのスタートが始まっています。
イチロー、来年も再来年も、自身の壁と向き合って頑張ってほしいですね。

このブログでイチローをとりあげたことが数回あります。
それは彼のストイックさと日々の精進がとても
ヨガに通じるものがあるなぁ、と感じているから。

今シーズン、大リーグ移籍後初の故障者リスト入りとなりましたが、
彼の凄さのひとつでもあること、
なんといっても欠場数の少なさ。フィジカルな故障の少なさです。

今年の始めに放送されたイチローの特番のインタビュー中に、
やはりそう思っていたか!という一言(笑)がありました。
記者からされた「強さとは何か」という質問。
イチローは、
「強さとは柔らかさである」と答えました。

よく男性と女性の心を、竹と柳に例えますね。
一見強風にびくともしない竹は、ボキっと折れたらなかなか立ち直れない。
弱い風にもすぐしなだれる柳は、とはいえ強風でもなかなかしぶとく折れずにいる。
ここで言いたいのは、男は弱くて女が実は強い(笑)ということではなく、
柔らかさがあるということは、
衝撃を受けてもそれを吸収する能力があるということ。

体のヨガの場面でよく聞く言葉。
特にヨガを始めたばかりの方がすごく気にされること。
「私、硬いから・・・」
体が硬いという表現。
なぜか皆さんこれをよく使い(笑)、後ろめたそうに言われます。
でもその理由はただ漠然と、
あるアーサナができる・できないに対する価値判断でしかないように思います。

柔らかさを求める為に、アーサナを基準にしてはいけません。
柔らかいことの良い面は、衝撃を受け止められるという事であって、
アーサナができたか・できないかはどうでもいいのです。
そして、この柔らかさの利点は、体にも心にも言えること。
そう、
「硬いから・・・」と心が閉じてしまっている言葉。
ヨガで得る柔らかさが体だけだと思っているのは、大間違いなんですよ(笑)

肉体的にも、精神的にも。
基準はただ、今の自分。
そこから少しでもやわらかになる為に。
ヨガをしましょう。



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あゆ

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2009-09-14

ヨガと呼吸 スローダウンとの関わり

このブログで呼吸を軸にしたテーマがまだないのに気づき。
呼吸については、あまりにも伝えたいことが多すぎて後回しになっていました。
伝統的なヨガとのかかわりにおいても、科学的な証明においても、
呼吸が私たちにもたらす影響はとても大きなものです。
今回はカテゴリー:ヨガ・スートラの「視野とスピード」の回に関連する、
呼吸について。

この世に生まれ出た時から死ぬときまで、
片時もはなれずそばにいるもの。
それは残念ながら、最愛のパートナーでも財産でもなく(笑)、
自身の呼吸です。
まさに「息を引き取る時」まで。
かたときもそばを離れずにいてくれる、大切な存在です。

とはいえ普段心が外の世界に向いている時は、自身の呼吸のこと、
すっかり忘れている事が多いでしょう。
ですがヨガをしていればどんな方も、
呼吸の大切さは実感されていることと思います。

一説にはひとつの呼吸の間に3つの思考が働いているといいます。
呼吸が早いと、それだけ心が忙しく動く。
よくその逆がいわれますね。
心が騒がしく動いていると・・・呼吸は速くなります。
緊張している時、不安な気持ちが高まっている時。
ゆったりとひと呼吸置くことが、心のゆらぎを少し落ち着けてくれます。

ヨガにおいても、
呼吸と思考は大きなつながりがあると考えられています。
プラーナーヤーマは日本語で調気法と訳されることがありますが、
あるヨギは、
呼吸という意味でのプラーナを静めることが、
思考を静めることになると言われます。

ゆったりとした呼吸をして、心の騒がしさを落ち着かせること。
心が感じていることに翻弄されないための有効な手だてです。
自分の心を助けてくれる、手軽で実践的な方法として大歓迎ですね(笑)

そして心が落ち着くことは、心が自分でないという事を知る最初のステップ。

呼吸への意識を高めることが
日常の安らぎをくれると同時に
ヨガの修行にもつながるものとなるのです。


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Author:ganesha7
ヨギーニです。少し活動中。

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毎週土曜日AM9~10:10

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